2011年12月26日

世羅高校の強さとは

昨日京都で行われた全国高校駅伝男子の部で世羅高校が
7度目の優勝を飾った。


昨年はアンカーがトップで競技場に帰ってきながら残り
300mのところで鹿児島実業に抜かれるという悲劇を
味わっていただけに、喜びもひとしおだろう。


レース内容は全区間の中で2番目に長い距離の3区で
ケニア人留学生のチャールズ・ディランゴ選手が8位から
一気にトップに立ち、逆に2位に1分近い大差をつけ、
そのままアンカーまで突っ走った、というところだ。


ケニア人=助っ人、という感は正直否めないかもしれないが
世羅高校の場合、大学駅伝や実業団駅伝とは意を異にする。


実績のある高校生や大学生のランナーを入部させ、
メンバーに組み込むというのが大学や実業団のやり方だ。


世羅高校は県立の公立高校だ。なのになぜ毎年のように
強い留学生が出てくるのだろうか?


世羅高校のある広島県世羅町はひとことでいうと「駅伝の町」
なのだ。


世羅高校は、広島県の真ん中あたりに位置するこの田舎町から
第1回全国高校駅伝に出場して優勝をしている。


この優勝が、娯楽の少ない田舎町では降って沸いた騒ぎになり、
それ以来、世羅高陸上部は町の人たちの期待を一身に受け、
高校駅伝での好走を宿命づけられたのだ。


地元の人たちは、学校の裏山の山道をを手作りで整備して
クロスカントリーの練習ができるようにし、今でも毎日
怪我に繋がるような石ころが落ちていないかチェックをする。


陸上部全員が寮生活をしている寮では地元のおばさんたちが
地域の方から無償で差し入れられた食材を使って、ボランティ
アで炊き出しを行う。


昨日の京都西京極陸上競技場には地元からの応援団が600名も
馳せ参じたというから、熱の入れようも半端ないのだ。


十数年前から他県の強豪私立高校でケニア人留学生が駅伝を
走るようになり、それなりに結果を出し始めていた頃、
時を同じくして世羅高校は低迷期を迎えることとなる。


もはや世羅高陸上部そのものが人生の一部となっていた地元の
有志の人々の発案で世羅高校にも留学生を迎え入れよう、と
いうことになった。


ただ公立高校ゆえ予算など無く、留学生の生活費、学費や日々の
世話、日本語教育を全て地元のボランティアで賄っているという。


中学校を卒業したばかりの留学生は、陸上エリートというわけ
でも無く、とにかく真面目な子どもをということで受け入れる。


だから日本に来た時点ではべらぼうに速かったわけではないのだ。


留学生はこの地元の人たちの心からの善意に応えられるよう、他の
陸上部員の誰よりも早起きをして、朝の5時には朝練習を始める。


放課後の練習でも手抜きや妥協を許さず、他の日本人高校生たち
にもアドバイスをし、誰からも尊敬される存在なのだ。


ケニア人を語るときに、その速さや素質を羨むのではなく猛練習に
耐えうるポテンシャルと精神力を羨むべきだろう。


他の高校のケニア人留学生よりも世羅高校の留学生のほうが強い
のはこうした地域住民に支えられていることが非常に大きな要因
であることを知っていただきたいし、留学生ありきの優勝などと
いう偏見だけは持つべきでないと思う。


留学生に引っ張られて日本人の高校生が強くなり、全国大会で活躍
する世羅高校のランナーの雄姿にあこがれて、素質のある中学生が
世羅高校入学を目指す。


入学すると地域の人々の熱い応援を肌で感じ、期待に応えたいと
願うようになる。


この好循環が今の世羅高校の強さなのだ。


Annyeong.



地元の期待を背負って来年は連覇に挑戦だ!
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2011年10月28日

今年のドラフト会議

最近はドラフトがテレビで生中継されるのでナマの緊張感が
感じられていい。


毎年、ドラフトの目玉という選手が何人かいてその行方も
楽しみのひとつだ。


今年は大学BIG3と言われた藤岡貴裕(東洋大)、菅野智之(東海大)、
野村祐輔(明治大)の3投手。


特に広島広陵高校出身の野村投手は、高校卒業の時点で、我が
広島カープに欲しいと思っていた地元の好投手である。


競合が予想されていたが幸運にも単独指名できた。


野村投手の実績はナンバー1だが、ポテンシャル(体格や球速)は
他の2投手より少し劣るため、どうせ競合するならと他へ流れた
可能性もある。


まあ、とにかく大変喜ばしい結果となったのは間違いない。


一昨年の今村&堂林、昨年の福井のときも良かったがその比
ではない。


貧乏球団が「逆指名制度」という愚策の中で苦しみ続け、貧乏
くじ(決して過去に入団した選手をけなす訳ではない)を引き続け、
今日の弱小の礎となったのは周知の事実である。


それを踏まえてみてもカープのドラフトでは過去最高の選手が
取れたともいえる。


ただ、プロに入ってからが勝負。過去のドラフト指名選手
眺めてみても上位指名選手の半分も聞き覚えのある名前が
無いのが現実だ。


野村投手には怪我の無い、息の長い選手として1年でも長く
プロ野球を職業として生きていってもらいたい。


それから藤岡投手にはロッテ、楽天、横浜が競合で指名し、ロッテが
交渉権のあたりくじを引き当てた。


あれほど(ドラフトでの)人気・実力がありながら、記者会見で涙を
流して喜んでいた場面は、こちらも感動したし是非頑張って活躍して
欲しい。


それにひきかえ、菅野選手。巨人ファンの人には悪いが実は
ドラフト前から巨人と相思相愛で他の球団が指名したら拒否する


などといわれていた時点で、なんだかなあ.....と不信感と嫌悪感を
抱いていた。


去年の澤村と同じように事前にゴネたもん勝ちかいな、と。


そこにあっぱれ日ハムが強行指名...(゚∀゚人)
しかもくじも引き当ててしまい、さらにあっぱれだ。


ただ、過去のドラフトで騒動を起こしているのは全て巨人。
江川、清原&桑田、元木.....。


そろそろ「球界の盟主」などという驕りを捨てて謙虚に
プロ野球全体の発展を考えて欲しいと願うばかりだ。




1991年以来優勝の無いカープだが.....orz
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2011年7月19日

祝!なでしこジャパン

自称「スポーツブログ・ライター」としてこれを書かずには
おれまい。


なでしこジャパンの快挙を。


この女子ワールドカップサッカーの予選リーグはちょうど
男子のU-17ワールドカップと日程的に重なる期間が
あって、どちらもニュージーランドに勝ったりしていて


ニュージーランドの人がかわいそうだな、というレベルの
認識しかなかったものだ。


ただ、準々決勝の強豪ドイツに勝ったあたりからわたしも
多くの日本国民も、なでしこたちに興味を抱き始めたに
違いなかろう。


決勝戦は寝過ごしてしまい、早朝のダイジェスト版でしか
見られなかったが、それでも感動で涙がこぼれた。


また、通常PK戦というものは「運」がついてまわり、勝てれば
ラッキー的な感覚があるものだが、そのPK戦でさえ実力で
制してしまったことが、さらに感動させたのだろう。


世界中の賞賛に値するプレーをしたなでしこジャパン。
心から祝福します。


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2010年10月 4日

2010年 全日本ボディビル選手権 観戦記

昨日、大阪メルパルクホールで行われた第56回男子・第28回女子
全日本ボディビル選手権を観戦してきた。


せっかく大阪まで来たのでまずは腹ごしらえだ。
で、通天閣のたもとにある「新世界」界隈にある串カツ店街で
名物の串カツをいただくことにした。


午前10:30開店の人気串カツ屋「八重かつ」では、開店前から長蛇の列。
減量中ではあり得ない揚げ物三昧で大阪の味を堪能させてもらった。


全日本選手権は午後1時から開会された。


まずは都道府県別に出場選手が会場後部の扉から入場して、選手紹介の
アナウンスとともにステージ上へと練り歩く。


いずれも超有名ビルダーたちだ。二階席からでも大きな筋肉の塊を身にまとい、
その筋肉はというと粘土細工に精細な彫刻を施したかのような美しさが見て
取れる。


広島県からはわれらが河村選手も堂々と入場してきた。
つい2年前には広島県選手権でわたしの横に立っていた選手だったのが
信じられないほどの大出世だ。


まずは男子の予備ピックアップ。
出場37名の選手を20名に絞るよう、ふるいにかける予備予選だ。


さらにはその20名から決勝進出となる12名に絞り込まれるピックアップ
審査が行われた。


正直、このようなハイレベルの選手たちを短時間で審査し、絞り込むのは
至難のワザだ。


審査員も人間であり、いけないことではあっても無意識に「ネームバリュー」
が加算されている可能性も十分あると思った。


最終結果は、3連覇中の49歳のチャンピオン、合戸孝二選手を29歳の
鈴木雅選手が破り、見事新チャンピオンの誕生となった。


鈴木選手はステージ上での所作は自信に溢れていながらも、周りの
先輩選手たちに対しては控えめで、非常に好感が持てたし、その人柄から
なのか、応援もすさまじいものがあった。


また鈴木選手は、今年広島で行われた大会にもゲストポーザーでこられて
いたがコンテスト後のレセプションでも、非常に感じの良い好青年であり、
誰もが応援したくなるような魅力を持ち合わせていたように思う。


また、実はそのレセプションの席上で、「今年は日本チャンピオンを取る」と
宣言し、見事その公約を守ったことになる。


西日本大会で圧勝した山崎岳志選手でさえ予選落ちしてしまうほどのハイレベル
な大会。


いや、出場するだけでも凄いことであり、まさしく「選手」=「選ばれし人」なんだと
再認識させられた。


自称一ビルダーとしてはコンテストは「出る側」より「観る側」のほうが、お気楽で
最高の娯楽として楽しめる。


しかし、あちら側(出る側)に行きたくてたまらないのだ...orz


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大阪のシンボル通天閣に初めて登ったv
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通天閣内にあるビリケン像。なでると縁起がいいらしい
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串カツ屋「八重かつ」には開店前から長蛇の列が
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カメラ禁止のため写メで...真ん中が優勝の鈴木選手
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優勝の鈴木雅選手(8/8広島でのゲストポージングより)
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広島県から唯一の出場、河村秀美選手(8/8西日本選手権より)
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重戦車山崎岳志選手でも予選落ち(8/8西日本選手権より)
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2010年9月13日

アウェイ観戦

大阪長居スタジアムであったセレッソ大阪対サンフレッチェ広島の
アウェイ観戦に行ってきた。


実はアウェイ観戦は昨年から数えて3度目となる。
ちなみに過去の2回は大分、神戸だった。


アウェイ観戦の面白さは...

1.ホームとは違ったスタジアムの造りや雰囲気を堪能できる

2.遠いところで、アウェイのユニフォームを着たいつもの地元チームの
  選手たちを見守る感覚(なんとも言えない親心)

というところか。


片道4時間をかけての移動となったが、暑い中選手もよく走り、両チーム
とも拮抗したナイスゲームを見せてくれた。


減量期間中に何もしてやれなかったぶんの家族サービスだったが、家族より
なによりわたしが一番楽しんだかも知れない...( ´艸`)


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日韓ワールドカップが開催された長居スタジアムはでかい
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広島からは大勢の熱心なサポーターが駆けつけていた
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遠い地で見るアウェイユニフォームの選手たち
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千両役者の槇野選手はPKの前にGKに背を向けておもむろにシュート!
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本日の面白ゴールパフォーマンスは長期欠場の佐藤寿人のマネ?
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2009年12月 1日

亀田VS内藤戦の秘密?

おととい行われたボクシングのWBCフライ級タイトルマッチ。


生意気なヒール役、亀田興毅 VS お人好しのチャンピオン内藤大助 
といった図式か。


もちろん内藤大助を応援していたのだが、無残にも散ってしまった。


内藤の敗因は...


ずばり体重の差だと睨んでいる。


通常、ボクシングは前日計量だが、亀田はリミットの50.8Kg、
内藤は50.7Kgだったという。


それが亀田の場合は、一夜にして55.8Kgと5Kgも増量したとの
ことだ。


そのほとんどは水分やグリコーゲンだとは思うが、5Kgという
のはすごすぎる。


TVを通して試合を見ていても、やはり亀田の方がひとまわり
大きく見えた。


内藤はギスギスした身体を保っており、亀田との体重差は
2~3Kgはあったのではないだろうか。


フライ級の選手が2階級上のバンタム級の選手と打ち合った
のと同じことだ。


ちなみにフライ級の体重範囲は48.97Kg~50.80Kgとされている。


細かく階級分けをされているのは、体重差でパンチの重さに
差が出るということを意味しており、内藤がそこまで数多くの
パンチを浴びていないにもかかわらず、腫れ上がった顔を
していたのもそういうことなのだろう。


ただ、亀田としてもルールの範囲内で体重の増減を行っており
今回は新しい減量方法を行ったといわれている。


もともと器の大きい身体でもって、前日計量時点で絞りきり
当日に戻す。


口でいうほど簡単ではないはずだ。


亀田君、その減量方法教えてくれ。


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2009年10月 1日

雨のマツダZoomZoomスタジアム

今年完成したマツダZoomZoomスタジアム。
仕事にトレーニングに忙しくしている割に6回も行った。


メジャーリーグばりの「ボールパーク」を目指しているだけ
あり、雰囲気がよく居心地がいい....はずなのに...。


なんと今年行った6回中、4回が「雨」だったのだ。
昨日も今年最後くらいは...と気負って行ったものの見事に
雨だった...orz。


雨の多い広島では珍しく今年の雨天中止は1試合のみ。
この珍しい日も当然のように球場に足を運んでいた...(苦笑)。


こんな表現は安くて好きではないが「雨男」?
というか「雨にたたられた男」なのだろう。


今年のカープはCS進出は無理っぽいが、来年は新監督のもと、
もっと洗練されたチームに生まれ変わって欲しいものだ。


で、昨日ジムで会った野球解説の達川光男さんとの会話...


「来年の監督は誰ですかね?」
(決して達川さんじゃないんですか?などと言わないぞ)


「大野(豊)じゃないかのお」


「大野さん?ノーマークでしたわ...」


「ほうか?まあ、あとは野村(謙二郎)くらいかのお」


「二軍監督の山崎隆三さんはどうですかね?」


「ほう、ええ線いうねえ...その三人のうちの誰かじゃろうて」


というわけで、達川氏の予想は大野豊、野村謙二郎、山崎二軍監督の
中から決まるということで。


わたしとしては野村謙二郎が適役なのではと思う。
打って、走って、守ってのカープ伝統の野球を復活してもらいたい。


以上、非常にローカルな話題でスンマセン。


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選手がベンチから身を乗り出して見ているのが米国っぽい。
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昨日は雨ながら天井に助けられた...v
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2009年3月24日

最後に魅せた伝説のスーパースター

WBCでの優勝、本当に見事であり痛快であり、日本人の誇りだ。
また、東アジア勢どうしの非常にレベルの高い戦いぶりは
韓国、日本ともに我々アジア人の誇りでもあろう。


思い返せば第2ラウンドの初戦、韓国戦で1-4で敗れた試合では
逃げ腰で四球を連発した投手陣、ファーストストライクを見逃しては
凡打の山を築いた打撃陣。


この試合に限っては、日本の自信と積極性は失われていた。
対する韓国は打者も投手も積極的で堂々としたプレーを
見せていた。


テレビの実況が「サムライジャパン」と連呼するたびに
「どっちがサムライだか...」と白々としたものだ。


今日の決勝戦、岩隈を引っ張りすぎた感はあったが、日本の
実力を出し切った、見事な試合だった。


延長にもつれ込むというドラマチックな展開で、最後の
チャンスにイチローが見事センター前にクリーンヒットを
打った場面では日本中が歓声に包まれたことだろう。


マスコミの注目を一人で背負い込み、それでも尻上がりに
調子を上げてきて、最後の最後に魅せてしまうのが
真のスーパースターなのだろう。


サムライジャパンというネーミングはイチローの醸し出す
雰囲気と風貌から生じたのではないかとさえ思う。


プロ野球の歴史には数々のスーパースターが存在したが
伝説の、といえば王さん、長嶋さんなのかもしれない。


イチローは間違いなく「伝説」になる選手であり、「伝説」に
なる選手の絶頂期のプレーを今見られているという幸運に
感謝したい。


サムライジャパンの皆さん、本当におめでとう。


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